映画「アイランド」
今日は「アイランド」という映画の話。
まず最初にお断りしておきますが、物語の核心部分も書いてしまいますので、今後見ようという方は読まないように^^
スターウォーズでオビ=ワン演じたユアン・マクレガーが主人公リンカーン役。舞台は近未来。汚染された地球。汚染された地球から唯一汚染されていない「アイランド」に移住することがリンカーンの夢であり希望である。舞台となっているのは近代的な施設であり、その施設にいる住民すべてが同じ願いを持って生きている。アイランドに移住できるのは抽選に当選した選ばれた人間だけが行ける。
リンカーンはその施設で暮らす人間でただ一人、疑問を抱き始める。何かがおかしい、と。
映画の常で(笑)勝手な行動を取る主人公リンカーンは虫を発見することで地球は汚染されていないことに感づき始めます。立ち入り禁止区域にどんどん侵入して彼が見たものは?
アイランド行きを決めてみんなに祝福され羨望の的であった2人の人間が殺されるのを目撃したのです。そして培養されている人間の姿を。
そう、ここはクローン人間の製造工場だったのです。施設でアイランド行きを夢見て暮らしていた人間は皆、クローン人間だったのです。病気を治すため等、不老不死を願う人間は駄目になった臓器等パーツを自分のDNAを元に作り出したクローン人間から取り出す、そのためだけにクローン人間を作っていたのです。本物のためにコピーが殺される、それがアイランド行きの真の意味だったわけです。
これに気づいたオビ=ワン・・・もとい、リンカーンは脱走。これも映画の常で綺麗な女を連れて(笑)
脱走後の展開は、完全なアクション映画です。脱走までは近未来SFサスペンスの雰囲気。
逃げるリンカーンとその抹殺を依頼された特殊部隊の精鋭がなかなか派手なアクションを見せてくれます^^
真相を知ったリンカーンは仲間=施設のクローンを助ける行動に出ます。施設に乗り込み破壊し仲間のクローンを助け出してエンディング。
この映画結構面白かったですわ。シリアスなテーマを扱っていながらきちんと娯楽作品に仕上がっています。クローン技術の怖さをしっかりと映画化してますし。
クローン技術の是非を問われた施設のトップが、小児白血病の3歳の子供の命を救えるとか言うんですよ。その台詞は確かにクローン技術の意義を伝えます。その台詞に「それを言えるのは、神とあなただけだ」と返すんですわ。神の領域に人間が踏み込んで良いのか?という技術に対するアンチテーゼもしっかりと描かれています。
こういうシリアスなテーマで140分近い大作ともなると、重たい雰囲気になりがちですが、全編爽快感があるんですよ^^かなり優秀な作品です。
この映画を見て思い出したのは、小松左京の「お召し」という短編小説。読んだのは中学生のころなので記憶は曖昧ですが、突然やってくる人間が突然消える人間社会を描いた話だったんですけど、これは小松左京が魚の養殖をヒントに書いた小説だったはず。養殖ではある一定の大きさに成長した魚は隣の生簀に移されますよね。今いる生簀の中が世界の全てであると思ってても実は隣にも別の生簀=世界がある、というような話だったんですわ。
何が共通してるのか?と真面目に考えてもあまり共通性は見当たらないんですけど(笑)
どちらも面白い作品ですけどね^^


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